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開札風景

各都道府県にある裁判所に不動産の競売物件が掲載されています。以前から何度か入札に参加しました。開札期日に裁判所に行きましたので、その時の状況です。(写真撮影禁止ですので文章で)

10時に始まりますが、その5分前ぐらいに、3人の職員と一人の立会人が会場の前列に横並びで座ります。キャビネットの引き出しの形で蓋があるもの(入札箱)を2個(その時の物件数によりますが、だいたい2個です)職員の前の机に置き、時間が来ると、職員のうち(たぶん一番偉い人)一人がおもむろに開催宣言をします。それから入札箱をあけ、事件番号ごとに入札封筒を整理し、開封してゆきます。すべて開封し、整理し終わるのに15分から20分はかかります。その間、我々は、黙ってみています。次に事件番号ごとに書類のチェック(たまに、ここで必要書類がないと欠格となります)をして、入札件数と入札金額の1番と2番の方の名前と金額が読み上げられます。順番は2番目が先です。

ポイントは1番と2番の金額の差です。本来は、1番目の人が入札金額の残金納付ができないとき、2番目の人に落札権利が移るのですが、この差が買受申出保証金(基準価格の2%)以上あると2番目の人には権利がありません。また、もし、2番目の人に権利がある場合、開札が終了した時点で前列に並んでいる職員に「1番目の人が入金処理できない場合、2番目の私が権利を行使します」と伝える必要があります。例えば、上の写真の事例ですと、1番目が600万円で2番目が500万円だと、その差が買受申出保証金(902,000円)より大きいので2番の人に権利はありません。

だれも入札者がいなかった場合、特別入札に移されます。この時、金額は売却基準価格の80%になり、その金額で応じるかどうかを入札しますが、これは時間順となり、要するに早いもの順となります。いわくつきの物件や、不人気物件は特別入札になることがあります。

だいたい1時間程度かかります。開札を見ていて思うのは、結構、七面倒くさくて、旧態依然ですね。ヤフーのオークションとは全く比較にならないですね。入札資格の問題はあるにせよ、もっとデジタル化・効率化しないとだめですね。まさにお役所仕事だとおもいました。

さて、競売物件は落札してから物件を自分のものにするまで、まだまだ、やるべきことがあります。このことは、またの機会に・・

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